国民の健康はたばこの独占の理由ではない
「税は独占の根拠にはならない」という記事では、酒と税の例をあげて、JTによるたばこの独占と徴税には何の関係もないことを説明した。 今回は、世間に蔓延するもう一つの詭弁、「たばこの独占は国民の健康のため」についての話をしよ…
続きを読む →「税は独占の根拠にはならない」という記事では、酒と税の例をあげて、JTによるたばこの独占と徴税には何の関係もないことを説明した。 今回は、世間に蔓延するもう一つの詭弁、「たばこの独占は国民の健康のため」についての話をしよ…
続きを読む →農水省によると、日本の食料自給率はカロリーベースで39%、生産額ベースで66%らしい。 このグローバル化した時代に自給率のことをどうこう言うのもどうかと思うが、すでに埼玉県の面積と同じぐらいの耕作放棄地があることを考えれ…
続きを読む →JTによるたばこの独占の目的が税の徴収のためだと思っている人は結構多い。 だが、自作の禁止はともかく、新規参入の規制については、税とは全く関係がない。 それは、たばこと同じく重要な徴税手段である酒税の現状を見ればわかる。…
続きを読む →JTによる独占、新規参入の規制、個人による製造たばこの自作・自家消費の禁止等を定めた、「たばこ事業法」は、専売制が廃止された1985年に、主に農家保護を目的として施行された。 たばこ事業法の立法目的は下記のとおりである。…
続きを読む →JTによる独占は、将来のある時点で必ず廃止される制度だ。 独占がなくなるなんてそんな馬鹿な、と思われる方もいるだろうが、少なくとも32年前の専売公社廃止の時点の政府の方針はその方向だったし、十数年前に財務省が発表した「日…
続きを読む →アメスピの広告の文句に「たばこは農業だ」というのがある。 アメスピはそんな風にして、人々が忘失してしまった「たばこが自然の恵みである」という概念を掘り起こし、新興ブランドながらも、着実に日本でのシェアを広げた。 ソクラテ…
続きを読む →ここ数年で、スマホを使っている人はだいぶ増えた。 というか、いまだにガラケーの私みたいな人がもう天然記念物になっているぐらい、みんなスマホにしてしまった。 そんなスマホ市場の中でも、アップルのiPhoneは断トツのシェア…
続きを読む →日本でタバコを栽培しているのは、我々のようなアマチュア菜園家や、JTや大学の研究者を除けば、タバコ農家しかいません。生業としてタバコ栽培をしているのは農家だけなので、栽培量としては農家が断然多いのはいうまでもありません。…
続きを読む →この前、終電を逃して仕方なく深夜営業のサイゼリアに入ったら、ウエイトレスの女性が外国人労働者だった。お皿を下げてくれるときに話しかけたら、彼女は1年前に日本に来たミャンマー人で、歳は22だといっていた。 私は、ウエイトレ…
続きを読む →ソクラテスの煙草の事務所から山道を30分ぐらい行ったところに、「野口種苗研究所」という種屋がある。その店は菜園家の人や有機農業に興味のある人の間では結構有名で、固定種や在来種野菜の種を専門に扱っている、なかなかマニアック…
続きを読む →日本でJT以外の者がたばこを作れないのは、約30年前、専売公社が廃止された際に、タバコ農家団体が政治に圧力をかけて、「JT以外の者は国内でたばこ作っちゃダメな」という規制を法律にねじ込んだからだ。 「たばこ事業法」でJT…
続きを読む →メディアがたかが数億円の国有地売却問題に拘泥している間に、共謀罪がしれっと閣議決定されている。今後の国会で仮にこの共謀罪が成立することになれば、適用となる犯罪は、準備・計画段階で処罰されることになる。 共謀罪そのものの是…
続きを読む →主要農作物種子法とは、米、麦、大豆などの主要農作物の種子の生産や品種改良を都道府県に義務付ける法律で、簡単に言えば、主食となる作物の種子は、ある程度公的な保護のもとで生産するべし、という法律である。この法律を廃止する法案…
続きを読む →1994年の規制緩和によって、ビールの製造量規制が緩和され、全国各地にさまざまな中小ブルワリーができた。地ビールバブルのピーク時には300社もあったブルワリーは、2010年ごろに一度200社ぐらいにまで減ったが、2016…
続きを読む →上の写真に写っているのは「ハートランド」という麦芽100%のビールで、緑のビンが一見外国のビールのように見えるが、キリンが製造しているれっきとした国産ビールである。あまり宣伝をしていないのでマイナーなビールだけど、香りが…
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