今回は、タバコの苗づくり、一回目の間引きのタイミングは小さな本葉が出てきたらの続編です。
この記事で書いたように、タバコの苗を育てるときには間引きという作業が必須になります。第一回目の間引きのタイミングは上記の記事に書いた通りです。
今回は、第二回目の間引きのタイミングについてご説明します。
といっても、第二回目の間引きのタイミングは、極めて簡単に見極めることができます。
それは、本葉の大きさが小指の爪ぐらいになったらです。
小指の爪といっても人によって大きさが違うでしょうけど、まあ大体、本葉の大きさが1cmぐらいになったら二回目の間引きをして、一つの鉢に一つの苗になるようにしてください。
このぐらいの大きさになると、成長の速度は急激に早まり、肥料や水の取り合いが起こり始めますので、間引きをしないと複数の苗が共倒れしてしまいますからね。
一回目の間引きの際には、「ピンセットで引っこ抜く方法もナシではない」と申しましたが、今回は絶対にはさみで地際から切り取る方法で行ってください。このぐらいまで大きくなると、土の中では根が絡まりあっていますので、ピンセットで引っこ抜くと、本命の苗の根も傷つけてしまうことになるからです。
ところで、タバコに限らず大体の栽培作物で間引きという面倒な作業を行わなければいけない理由を、皆さんは想像したことがありますか?最初から一本の苗を育てればいいじゃないか!と。
詳しくはわかっておりませんが、その理由は、小さいうちはある程度密集させて植えたほうが苗同士の競争によって苗の成長が促進されるというものです。
ニンジンなどではこの傾向が強いようで、確かに、私の菜園でもある程度密集させてまいたほうが生育がいいような気がしています。
ちなみに、ソクラテスの煙草で取り扱っているタバコの種は、ほとんどが固定種タバコの種ですので、生育初期には生育に結構ばらつきが出ます。これはF1品種に比べて固定種のほうが遺伝子の多様性が多いということでもあり、一概に悪いことではありません。ただ、間引きのタイミングが少しバラバラになったりしますので少し面倒ではありますが・・・