発芽と温度の関係。タバコは種まきから10日ほどで発芽します。

この記事で、タバコの種まきの方法を動画にして紹介しました。あれから10日たち、あのとき蒔いたタバコの種たちが発芽しました。

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今回の種まきでは、動画内で私が言った通り、種を蒔いてから10日ほどで芽が出ました。では、この“10日”という時間はどうやって決まったのでしょうか?今回はたまたま10日だっただけなのでしょうか?

今日はそんな話をしましょう。

実は、種まきから発芽するまでに掛かる時間というのは、植物の種類ごとにある程度決まっています。そしてそれは“積算温度”という概念で定めることができます。

積算温度というのは、ちょうど電気の使用量と同じように、~℃を一時間ごとに足したものを言います。電気ならkW/hですが、積算温度は℃/hです。

たとえば、室温15℃の部屋では、一日の積算温度は15℃/h×24=360℃/hとなります。

今回の場合、室温が、昼間20℃――夜間10℃ぐらいでしたので、平均をとれば大体15℃ぐらいに落ち着く感じです。それで10日ですから、タバコが発芽するのに必要となる積算温度は3600℃/hということになります。

それでは、これが夏の暑い時期だったらどうなっていたでしょうか?

夏の一日の平均気温が25℃だとしたら、一日当たりの積算温度は600℃/hとなりますから、大体6日ぐらいで発芽に要する積算温度=3600℃/hに達することとなります。私が去年の夏にタバコの種をまいた時は、だいたい一週間ぐらいで発芽しましたので、これは私の実際の経験とも合致します。

このように、発芽に掛かる日数はある程度までは計算で導き出すことができるのです。

尤も、30℃を超える高温や5℃以下の低温は、種子の生理に影響を与え、後遺症のような形で発芽に障害をもたらすこともあります。しかし、5℃~28℃ぐらいの“快適な”気温を維持することが出来たなら、この積算温度の法則はかなり正確に当てはまると言っていいでしょう。

なので、これからタバコを自家栽培してみようかなと思っている方は、種まきのまえに是非ともこの積算温度の計算をしてみてください。発芽までの大体の日数が事前にわかれば、「なかなか発芽しないなあ」と気を揉むことがなくなります。春の種まきシーズンの菜園家たちは往々にしてせっかちですが、こうした方法を取り入れてどっしりと構えることも大事です。

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