アメリカから種子を輸入するのが大変だった話 #2

#1の続き

 

そんなわけで、検査証明書を取得するために治安があまり良くないエリアを自転車で漕いで行った私は、やっとこさ、ダウンタウンと郊外を隔てる川を渡る橋まで来ました。

しかし、ここでもまた問題が発生しました。

「この橋、歩道ないんですけど…」

正確には覚えていませんが、たぶんあの橋は高速道路の橋だったのだと思います。アメリカの高速道路は無料なので料金所などないし、そもそも、高速道路=ちょっと大きめの一般道みたいな感じでもあるので、私は、そのまま自転車で行けるだろうと思っていたのだと思います。でも、いざ自転車でいくとなると、車はめっちゃ飛ばしてるし、橋の入り口の木陰に、明らかに「今コカインやってます」みたいなロン毛の兄ちゃんがいたしで、結局、私の心は折られました。

他の橋を渡るにはまた数キロ遠回りしないとならないし、時間的にもこれ以上はマジで危険だと思い、その日は諦めて帰りました。

 

それからは、あのエリアを自転車で再び通過するのが億劫になって、車を出してくれるという友人の都合を聞くのと並行して、カリフォルニアのUSDAの人に「植物検疫っていったいどこでやってくれるんですか?」とかメールしたりしていました。川の向こうにあるという施設で本当に合っているのか疑問に思ったからです。

すると2、3日して、TroutwineさんというUSDAのスタッフから、下のようなメールが返ってきました。

「The easiest and closest place for you to get a Federal Phytosanitary Certificate would be at the Sacramento County Agricultural Commissioner’s office, off of Bradshaw.

They can check for you to see what requirements there may be to bring different seeds into Japan. It is off of Highway 50, east of Sacramento State University.」

うん、

川の向こうじゃねーじゃんか!!

あの受付の女、絶対適当に住所言ってたんじゃね?

 

まあ、今回こそはちゃんと場所を特定できたし、検査証明書出してくれるらしいし、良しとしよう。場所も自転車で行けるとこだし。

それにしても、County Agricultural Commissioner’s office なんて、「Phytosanitary Certificate Sacramento」で検索してもかすりもしなかったんですが…

さて、順調に検疫所の場所を突き止めて、あとは、実際に検査をするだけだと安心していた私ですが、ここからがまたうんざりするほど長かったのであります。。。

 

#3へ続く

 

カリフォルニアの飲食店は店内全面禁煙です。たばこは屋外の席で。

路上喫煙はノープロブレムでしたがw

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