こだわりの菜園家の間では結構有名な、固定種野菜の種子専門店「野口のタネ」は、うちから峠を越えてすぐの近所にある。
「固定種 VS F1品種・遺伝子組み換え品種」論争は、菜園家の間では最近結構注目の話題であり、私は個人的にあのお店が好なこともあって、タバコのタネ屋を始める数年前から、何度か種を買いに伺っていた。
今日は、去年の暮れごろ店に伺った時に、野口さんに聞いたとある噂について話をしようと思う。
その噂というのは、
震災後のJTのたばこには、震災前には無かった添加物が人為的に混入されていて、その添加物は心疾患を引き起こす可能性がある。なぜJTがそんなことをしているかというと、震災後、関東や東北で放射能による心疾患が統計上有意に増加することを恐れた政府が、JT(JTの筆頭株主は日本政府である)のたばこに催心疾患性の添加物を混入し、それを全国にばらまくことで、局所的な放射能と心疾患の関連性を薄めようとしているからだ。
という内容のものだ。
野口さんは、この噂をある程度信頼できる筋から聞いたようで、震災後にJTのたばこからアメリカンスピリットに乗り換えたのだと言っていた。
私はその話を聞いたとき時、「ふーん、そんなこともあるんか」ぐらいにしか思ってなかったのだが、あとでよく考えてみると、確かに一応筋は通っている。
もっとも、私は陰謀論的なものを信じないから、今でもその噂については「可能性はあるが、まあただの噂だろう」ぐらいにしか思っていない。本気で信じてたら、こんなブログでわざわざ公開しないし(笑)
とはいえ、JTが日本国内でのたばこ製造を独占している状況では、この噂の真偽を検証することはできないし、そもそも、独占などという閉鎖的な制度があるからこそ、こんな変な噂が流れるのもまたしかり。
たばこの原材料や成分に関しての透明性を上げるためにも、JTの独占は廃止するべきだろうと思う。
また、今のところ、個人によるたばこの自作は禁じられているから、「大企業のたばこは信頼できない!自分で一から造ったる!」というのは法的にできないのだが、これは幸福追求権的な意味で、違憲な気もしてきた。
たとえば、一昔前に、酒の自作について幸福追求権を争点に争った「どぶろく裁判」は、「自分で酒を造りたい」というだけの理由で起こされ、結局合憲判決が下ったが、「独占された酒は危険らしいから、自分で造りたい」という理由だったならば、判決はすこし違っていたかもしれないのだ。
まあともかく、たばこの製造についてはあまりにも不透明なことが多すぎるのは確かだから、私は一人の能動的な喫煙者として、制度の改正をこれからも強く主張していきたいと思う。
蛇足だが、アメスピは2015年秋にJTに買収されたから、噂が本当だとしたら、今の日本向けロットのアメスピには、ぬかりなくその謎の添加物が入っていると思う。それを吸っている私も野口さんも、まんまと陰謀の手中にあるわけだ(笑)
でも、もっと深く考えれば、アメスピは、事前に陰謀を知らされた上級国民(野口さんも含んでたりしてw)が、陰謀から逃れるための手段としてJTに買収されたのかもしれない。芸能人にアメスピファンが多いことや、アメスピの価格の割高さ、買収のタイミングを考えるとまあこれも筋は通っているし。
陰謀論、楽しいな。