「肥料食い」と呼ばれるタバコを、生ごみ肥料だけで育ててみた結果・・・

タバコは「タバコ畑の後には何も生えん」といわれるほど、肥料食いの作物だ。

確かに、実際に育ててみると、肥料を与えれば与えるだけ大きく厚い葉をつけるのがわかる。

今のように豊富な窒素肥料がなかった時代に、生業としてタバコ栽培をするのはさぞ大変だっただろう、というのが今の私の実感でもある。

だがそれは、“生業として”の場合で、たとえば個人が観葉植物として数株だけ栽培するような場合なら、これほど育てやすい植物もあまりない。

肥料は生ごみで十分だし、虫もあまりつかない。

採種用とは別にうちの庭で試験栽培しているバーレー種のタバコも、生ごみ肥料・無農薬でこんなに立派になった。

写真だとわかりづらいけど、下の方の大きな葉の全長は60cmぐらいある。幅も30cm近い。

うちのまわりは、冬の間あまり日が当たらず、昼間も土が凍るほど寒くて、秋から春の間はなんも植えられないので、魚や鰹節のガラ、野菜くず、卵の殻、死んだメダカ、たばこの灰などなど、いろいろ埋めて、畑を生ごみ処理場にしていた。

このタバコは、その処理場に苗を植え付けてから全く肥料をあげてないし、正直言うと草刈りも全然やってない(笑)

ほぼ放置。

それでも、驚異的な成長速度でほかの雑草たちの日照権を奪って、なにくわぬ顔で鎮座している。

タバコは強い植物だ。

コイツの葉を摘み取って、乾燥させ、発酵させ、刻み、たばこを自給することができれば、「生ごみ→たばこ→灰→たばこ」という究極のエコロジー・エコノミーが完成するのだが、残念ながら、今の日本でそれをやるとお縄になって、一年の懲役か100万の罰金だ。

そんなリスクを進んでとる必要はない。

それは正当な手段で自作の権利を勝ち取った後で堂々とやればいい。

あと数十年はかかるかもしれないが、日本に真の意味での民主主義が到来したときには、できるようになっているはずだ。

今は、この巨大でへんてこな植物を、珍しい観葉植物として愛でようではないか。

 

タバコ種子はコチラ

ソクラテスの煙草

植木鉢で栽培するタバコ

【食べるたばこ第一弾】生のタバコの葉を千切りにして、フィッシュフライサンド作ってみた【第三のたばこ】

自家採種のすすめ

3件のコメント

  1. 煙草の葉を乾燥して細かく砕いたものを蒔くと、害虫駆除に使えますよ
    ヤマビル駆除にも使えます

  2. お世話になります。
    種は無事に届きました。
    ありがとうございます。
    種まき時期は、種を売っていただけたのだから、今撒いて大丈夫ですよね?
    探してみたけども、見つからないので、随分強い種のようなので、自己判断で蒔きました。
    料金は本日振り込まさせていただきます。

    1. ご利用いただきましてありがとうございました。

      コメントに関してですが、

      たとえば南半球に種を持っていきたい、というような方もいますので、当店ではほぼ一年中種子を供給するように努めています。

      なので、種を販売→蒔いても大丈夫、というロジックが当てはまらない季節もあります。

      とはいえ、まだ6月ですから、今なら種まきは全然間に合います。

      秋には花が楽しめるでしょう。

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